生態探訪
大徳山・金台峰野生花群落地
問い合わせ
太白山国立公園 033)550-0000
所在地
太白市三水洞一帯4.20㎢ (蒼竹洞 山1-1番地外48筆地)
紹介
この地の春は、まさに天空の花園である。
環境部は1993年の保護地域指定に先立ち、専門学者による調査団を構成し、2年に渡って総合的な自然資源調査を行った。当時、環境部は、“金台峰”ではなく、古汗地域にある大成小学校から名を取って“大成山”としたが、地域住民がこの周辺には大成山という山はないと抗議したため、大成山を金台に修正し使用するようになった。
調査期間中に、韓国特産植物15種と希少植物16種が自生している事が分かり、天然記念物指定のオオタカ、ハイタカ、イヌワシなどの鳥類も発見された。また、古汗地域の杜門洞渓谷ではトカゲ、ハンソリ渓谷ではサンショウウオ、蒼竹渓谷ではハコネサンショウオの集団生息地が発見された。さらには、韓国では未記録種の昆虫類が13種発見された。
前期古生代の化石産地
問い合わせ
太白市観光文化課 033)550-2083
所在地
太白市長省洞 山42-2番地
紹介
太白長省前期古生代の化石産地は、下部古生代オルドビス紀(約5億~4億4千万年前)に繁栄した海生動物である三葉虫の化石が大量に産出される韓国三葉虫化石の宝庫である。また、三葉虫以外にも腕足類・頭足類・腹足類などの様々な化石が産出されている。
多くの三葉虫は、浅い海に生息したものと思われ、約3億5000万年もの間生存した古生代を代表する海生動物として、示準化石として重視されている。
ここ化石産地は、1986年11月19日に江原道記念物第57号に指定されており、2000年4月24日に化石の分布可能地域を追加し、国家指定天然記念物に昇格指定された。太白長省の下部古生代の化石産地は、下部古生代オルドビス紀(5億〜4億4千万年前)の朝鮮累層群のうち織雲山層に該当する岩石層である。下部古生代の地層であることを示す三葉虫を中心に、腕足類・頭足類・腹足類などの様々な化石が産出されている。
地球最古の節足動物である三葉虫の生存期間を基準とし、古生代カンブリア紀を約30の時代に区分できるが、この太白長省の化石の産地から出た三葉虫の化石を研究した結果、現在、北緯38°付近に位置する韓国が、5億年前は赤道付近にあったという事実が明らかになった。太白長省の下部古生代の化石産地は、古生代の地球の歴史と朝鮮半島の自然の歴史が分かる貴重な化石の産地で、その学術的価値が大きいことから、天然記念物に指定、保全されている。
太白生態系
問い合わせ
太白市環境保護課 033)550-2061
所在地
太白市一帯
紹介
動物
イヌワシ、ハコネサンショウウオ、トカゲ、ハイタカ、オオタカ、カササギマムシ、サンショウウオ、ヒキガエル
植物
イタヤカエデ、金剛スミレ、五台山アヤメ、チョウセンハウチワ、腺鱗草、ヤチダモ、ヤエガワカンバ 、チョウセントネリコ、カラヒゴタイ、クヌギ、チョウセンモミ、太白キリンソウ、太白スミレ、寒渓嶺ソウ