名山
大徳山
問い合せ
龍淵洞窟管理事務所 033)550-2727
所在地
太白市太白路283-29(禾田洞)
紹介
大徳山は、太白市の最北部に位置する山で、標高は1,307m、金台峰から北に伸びる最初の土山である。
山の頂上付近には余り木がなく、葦のような草が草地をなしており、伝説によると、山の頂上には高麗遺臣らによって建てられた社稷壇があったと伝えられている。
山頂は平たく、その広さが数十万坪に達することから、“大きな徳”の“大徳山”とされた。山中には、飛鶴上天形の明堂(風水学において良く開けた気が集まる地)があると言われている。寒渓嶺ソウ、腺鱗草、モデミソウなどの希少植物やエゾモモンガ、ハコネサンショウウオなどが生息している。山頂付近は、ゴルフ場を連想させる程の数百坪からなる草原が広がり、漢江水源地とともに良い観光コースである。
鷹峰山(別名:天儀峰)
問い合せ
太白市観光案内所 033)550-2828 / 552-8363
所在地
太白市三水洞
紹介
標高1,303mからなる高山で、別名“鷹峰山”と呼ばれる天儀峰は、洛東江と南漢江の源となる山である。天儀峰は、“天の峰”という意味を持ち、太白山脈と小白山脈の分岐点をなす、由緒ある山である。
白頭山から伸びる山脈が、金剛山・雪岳山・五台山・頭陀山をなし、その脈が南の天儀峰で二手に分かれ、西に金台峰、咸白山、太白山の小白山脈となって遠く智異山まで連なり、海南半島の地の果て(タンクッ)まで達すると、再び南海岸に沿って金海の亀旨峰まで続く。東は白屏山、綿山、日月山を経て釜山の龍頭山まで連なる太白山脈の峰をなす。従って、この山こそが太白山脈と小白山脈の分岐点となる山である。
天儀峰が“鷹峰山”と呼ばれる理由は、黄池洞の旧大明鉱業所跡周辺に小さな池が一つあり、その上に古い墓が一つあるが、この墓は延日鄭氏の墓で金鷄抱卵形の明堂(風水学において良く開けた気が集まる地)とされ、ここから天儀峰を眺めると“鷹”のように見えることから“鷹峰”と呼ばれるようになったという。 金鷄抱卵とは、鶏が卵を抱く形状をした明堂で、このような地形がみられる場合は、鷹や鷲がこの明堂を狙っているかの如くしなければらならないという風水学的な考えのために、天儀峰は“鷹峰(山)”と呼ばれるようになった。
真珠誌には“鷹幕峰”と記録されており、言い伝えによると、昔ここで鷹狩りが行われていたという。
白屛山
問い合せ
太白市観光案内所 033)550-2828 / 552-8363
所在地
太白市黄蓮洞(桶洞)
紹介
標高1,259mの白屏山は、白頭大幹の支脈である洛東正脈の一番手前にある最も高い山である。
洛東正脈は、三水嶺(避峠(ピジェ))から釜山の多大浦まで連なっており、土山である金台峰とは異なり、山頂が岩壁である。
まるで岩の屏風を立てめぐらせたような形をしていることから、“白屏山”と名付けられた。言い伝えによると、この屏風岩は、日照りの時は白い光、雨の時は黒い光を放ったことから、岩の色を見て天気を判断したという。頂上には3~4坪の三角点がある。
この山の白眉は屏風岩であるが、この他にも燭台岩、 麻姑婆岩などが有名である。岩峰(屏風岩)に登ると、太白市と太白市を取り囲む様に連なる白頭大幹の長い裾、そして最も複雑な地形構造が全て眼下に見える。
蓮花山
問い合せ
太白市観光案内所 033)550-2828 / 552-8363
所在地
太白市銅店洞
紹介
蓮花山は、標高1,171m、太白市の中央に位置する。太白市がこの蓮花山を中心として囲むように形成されているといっても過言ではない。山には、蓮花浮水形の明堂(風水学において良く開けた気が集まる地)とされる蓮塘池があり、山の形が蓮の花に似ていることから“蓮花山”と呼ばれるようになった。以前は、蓮花峰と呼ばれていたが、近年に入って蓮花山と呼ばれるようになった。
特に、文曲駅付近から山を眺めると、その形は、紛れもなく蓮の花そのものである。
蓮花山の主峰は、玉女峯とトゥグ峰である。
蓮花山の頂上からは太白市内が一望でき、登山路のスタート地点には、蓮花山遊園地、忠魂塔、蓮花滝などがある。
咸白山
咸白山
太白市観光案内所 550-2828 / 552-8363
所在地
太白市黄池洞
紹介
咸白山の頂上から北に連なる稜線には、イチイや枯死木の群落とミシマサイコなどの薬草が沢山ある。
三国遺事には、咸白山が“妙高山”と記されているが、これは、須彌山同様、大山でありまた神山でもあると見做されていたもので、本寂庵、深寂庵、妙寂庵、隠寂庵などの寺院があったとされる。
今から1,300年ほど前、慈蔵律師が文殊菩薩の啓示に従い葛蟠地に足を運び、その地にいた大蛇を追い払って寂滅宝宮と水瑪瑙塔を創建し、釋迦牟尼の頂骨舍利(仏舎利)を奉ったと言われている。寂滅宝宮の横のイチイの木は、慈蔵律師が立てた杖が大木となったものとされ、禅杖壇と呼ばれている。そして、極楽橋と浄岩寺の渓谷は、天然記念物第73号であるコクチマスの生息地としても有名である。